実習レポート
2023年度 実習学生レポート
新宿区
都市環境学部 都市政策科学科 2年
自分がやりたいことにどんどん挑戦しようと思えるようになりました。
大学の授業で学んでいる内容を実際の現場で体験し、学びを深め、自分の将来の選択肢の一つにしたいと「現場体験型インターンシップ」を履修しました。
なかでも地方自治は地域の方々との距離が近く、第一線で仕事ができることが利点だと思い、フィールドワークを通して新宿区の良さや課題を直に感じたいと実習先を選びました
実習では、特別地方公共団体の担う役割を学び、区役所での仕事は必ず法律や条例に則ったものであることや、区の人材に必要な能力などを教わりました。実習前は新しい環境に飛び込むことに不安を感じていましたが、実習を通して就活に対する漠然とした不安が消え、今後は自分がやりたいことにどんどん挑戦しようと思えるようになりました。
一般社団法人日本新聞協会
法学部法学科 2年
新聞業界への理解がより深まる、有意義な実習でした。
新聞業界が志望業界の一つであるため、新聞記者として働くキャリア像を明確にしたいという思いで実習先を選びました。
実習先では主にメディアリテラシーについて教わることが多く、自分のネット運用を見直す機会になったとともに、SNSとは異なり多様な情報を提供しているということに新聞の強みを感じました。新聞業界の業務の一部に関わることができ、記事作成では想像とのギャップを縮めることができました。
また、スーツを着て電車に乗り、午前9時から午後5時まで働く社会人としての経験も積むことが出来ました。当初はあまり多くの業務に携わることが出来ないと考えていましたが、取引先との会議から収蔵庫での資料整理まで幅広い業務に携わることができ、本当に有意義な実習でした。
2022年度 実習学生レポート
東京都建設局
都市環境学部 都市基盤環境学科 2年男子
大学で学んでいることが社会で役立っていることを実感しました。
このインターンシップに参加するまでは、建設局の業務は道路や河川での技術的なものが主と思っていましたが、道路における不法占有の取り締まりや用地取得に向けた住民との対話など、道路の安全や公正な使用のために、地道で幅広い業務を行っていることを知りました。
就職を意識して参加したインターンシップですが、大学で学んでいることがいかにして社会で役立っているのかを実感しました。
将来の進路選択に向けて、大学での学びをより一層頑張ろうと思いました。
東京都立立川学園
健康福祉学部 看護学科 1年
看護師の新たな可能性に気付くことができました。
入学前から教育現場での看護師の役割などに興味があり、看護学科での「ケアをする看護生」とは別の「インターンシップ生」という立場で、生徒や保護者等と幅広く関わりたいとの思いからこの授業に参加しました。
インターンシップでは、看護師が医療的ケア児・保護者・医師・養護教諭などとの間のパイプ役となり強い連携がなされていること、また、障がい児と向き合う際には障がいへの理解だけでなく個人への理解が大切であることを学びました。
看護師の活躍の場は医療現場に限らず、新たな可能性に満ちていることを知り、看護師を志す思いがより一層高まりました。
2019年度 実習学生レポート
株式会社TBSテックス
人文社会学部 人間社会学科 1年男子
番組制作にかける専門家のプライドに触れることができました。
マスコミ界への就職を志望する私にとって、1年次の魅力の一つが「現場体験型インターンシップ」でした。
実習先はテレビ番組の技術会社。同社での5日間は教育プログラムの名称の通り、単なる職場見学ではなく、撮影、編集、テロップ入れなど、番組制作における技術の業務を一通り体験できる内容でした。
機材操作などの貴重な経験ができたこと以上に私にとって重要な意味を持つのは、番組制作にかける専門家のプライドに触れたことであり、自身の将来像を具体的に描くことができました。
2018年度 実習学生レポート
東京ガス株式会社
都市環境学部 建築学科 1年男子
専門分野の基盤となる問題意識が養われました。
建築意匠を学びたい私は、建築の基盤となるインフラ事業や都市計画の現場を この目で見ておこうと考え、都市ガス会社を実習先としました。
5日間の実習中、供給指令センターやLNG基地などガス供給の重要拠点を視察し、輸入したLNGを受け入れ貯蔵するところから、ガス管を通して関東圏に送るまでのプロセスを理解しました。また安全PR活動にも参加し、環境や防災への関心が高まりました。
今後、建築を考える上でも、街が抱える問題を意識することを大切にしたいと思います。
2017年度 実習学生レポート
東京都建設局
都市環境学部 都市基盤環境コース 1年女子
土木の仕事の多彩さを実感しました。
土木構造物に興味があり、実習は東京都建設局第一建設事務所に伺いました。
ここでは環状第2号線という新設事業に取り組みつつ、勝鬨橋など歴史的建造物の保全にも力を注いでいます。5日間は河川の水面清掃、トンネル工事の視察、東京駅前の行幸通りでの測量体験など盛りだくさんの内容で、土木業務の多彩さを体験しました。
私は興味のある職場を選びましたが、専攻とは異なる分野を選んだ学生もおり、全学共通の実習だからこそできる選択だと感じました。
台東区
都市教養学部 法学系 1年女子
狭い視野で描いていた将来像を覆す体験をしました。
実習先は、台東区の文化産業観光部文化振興課。上野や浅草を中心に文化産業の歴史を持つ台東区で、「したまちコメディ映画祭 in 台東」というイベントの仕事を体験しました。
区役所の皆さんはアクティブで、公務員のイメージが一変。ただ、その仕事はあくまでも区民を主体としており、裏方に徹した働きぶりが印象的でした。
自身が狭い視野で将来像を描いていたことが分かり、大学では既存の枠にとらわれず幅広い学びに取り組むことの重要性を理解しました。
2016年度 実習学生レポート
東京消防庁
都市教養学部 理工学系 化学コース 1年男子
多種多様な業務内容、組織体系。東京消防庁の実像を学びました。
東京消防庁というと消火活動のイメージしかなく、身近な存在のようでありながら、実際にはどのような業務を行っているのか、よくわかっていませんでした。イベントでの防災啓発活動などを体験し、もっとも大きな発見だったのは、職員の皆さんのコミュニケーション能力の高さです。東京消防庁には実に幅広い業務があること、大組織が機能するには、本部だけでなく各地域の消防署が連携することが重要であることなども学ぶことができました。
健康福祉学部 看護学科 1年女子
コミュニケーションに対する苦手意識が、少し薄れたように思います。
看護師として医療現場に立つ姿を想像したとき、自分の人見知りな性格が心配でした。なかでも子どもは、これまでほとんど接する機会がなかったこともあって、苦手意識を持っていました。インターンシップ先として東京消防庁を希望したのは、その職務が、主に子どもを相手にしたイベントの案内を担うと知ったからです。3日間と短い期間でしたが、子どもたちとふれあえる機会をいただいて、子どもや保護者の皆さんとコミュニケーションを図ることができました。
公益財団法人日本サッカー協会
都市教養学部 経営学系 1年女子
イベントを成功させるためのプロセスや臨機応変な対応の必要性を学びました。
サッカーミュージアムでの夏休み子ども向けイベントの補助業務をメインにやらせていただき、最終日にはサッカーミュージアムの集客策の提案プレゼンテーションも行いました。職員の方から「こんなことは無理だろうと最初から決めつけないで、企画をしたり、チャレンジすることが大事」だとアドバイスをいただいたことがとても心に残っています。アルバイト経験がない私にとって、1年次の早い段階で実社会を経験できたことは、働くことの意味を考え、自分自身と向き合うためのよい機会となりました。
都市教養学部 人文・社会系 1年男子
そこはサッカーの専門家ばかりでなく、いろんな人が働いている組織でした。
期間中の主な任務は、サッカーミュージアムで夏休みに実施する子どもたちの新聞づくりをサポートするというものでしたが、それよりも、協会の内部が垣間見られたことが収穫です。そこは、財務部も管理部もある組織でした。華やかなスポーツ競技を支える人たちが働く組織でした。当たり前のことですが、これまでの私はブランドや商品を通してしか、組織を見ていなかったのかもしれません。インターンシップを経験して、実社会で働く将来に近づいた自分を実感しています。
2015年度 実習学生レポート
東京都水道局
都市教養学部 理工学系 物理学コース 2年女子
研究や実験で身につけたスキルを活かす将来の選択肢が広がりました。
インドネシアで暮らした経験がある私には、どこに行ってもきれいな水が出てくる日本のすごさがよく分かります。でも、それがどのような管理のもとに実現できているのかまでは想像できませんでした。私たちが知らないところで、日々、各地に設置された給水栓を調査したり、水質試験や細菌試験を行ったりして管理している人たちがいます。その一端を垣間見て、人のために働くことの意義深さに思いを馳せたインターンシップでした。
基礎研究に分類される物理学を学ぶ私ですが、ここで身につけた研究や実験の手法は、きっといろいろなシーンに応用できると思います。社会に出るまでにはもう少し時間があるので、学んだことを活かしながら、人の生活に役立つ職業を探してみたいと思っています。
公益財団法人東京都交響楽団
システムデザイン学部 航空宇宙システム工学コース 1年女子
演奏活動を支える仕事を体験し、自分のキャパシティが広がりました。
将来進みたい宇宙工学領域とは異なる現場を体験することで、きっと得られるものがあるに違いないと考え、東京都交響楽団のインターンシップを希望しました。
最初に事務局内の各部署に関するレクチャーを受けたあと、経理補助や病院でのミニコンサートの運営補助などの実務を体験しました。また高齢化が進む観客の若返りを図るための施策について、職員の方とディスカッション。WebやSNS、ヤングシートの活用などについての提案を行ったところ、真剣に耳を傾けてくださり、とてもうれしかったです。
交響楽団の演奏活動を支える仕事の大切さ、そして社会人には柔軟な対応力が求められることを学ぶことができました。
多摩都市モノレール株式会社
都市教養学部 経営学系 1年女子
企業が社会的責任を果たすには、人や部署の連携が不可欠だと学びました。
制服を着用しての駅窓口対応や、切符回収、券売機のおつり補充といった駅係員業務のほか、車庫点検・修理の見学、貸し切りイベント列車の準備などを体験しました。
多摩モノレールは開業以来、運転無事故を継続しているそうです。身近な交通機関が多くの人々の努力によって安全運行されていて、そのおかげで私は不自由のない生活を送れていることを、実感とともに理解することができました。また、短い期間であっても企業現場に身を置いた経験は、経営学を学ぶうえでのモチベーションアップにもつながりました。
将来はアミューズメント業界に進 みたいと考えているのですが、いろいろな部署、業務、スタッフがうまく連携してこそ、仕事がスムーズに進むのだということを忘れずにいたいと思っています。
京王観光株式会社
都市教養学部 人文・社会系 国際文化コース 2年男子
多彩な仕事で構成される会社の実像を学びました。
10日間の実習で、営業店舗でのカウンター業務や団体ツアーのセールス活動などを体験しました。その中では、ポスターやチラシといった各種セールスツールの作成など、カウンターの裏側で行われているさまざまな業務も経験することができました。また、スポーツ競技の普及活動に関する積極的な取り組みという旅行会社の一面にもふれることができました。将来的なムーブメントが期待できる競技には、選手や観客の移動手段及び宿泊先の需要など、旅行会社のビジネスチャンスに結びつく要素も含まれています。
企画ツアーなどのパンフレットを並べてお客様の旅行相談に応じるカウンター業務のほか、ひとつの会社の中には多種多様な業務があることを学ぶことができたインターンシップでした。
2014年度 実習学生レポート
墨田区
都市教養学部 経営学系 1年女子
大都市の観光課題にふれたことで、地方都市の課題への関心が高まりました。
観光客目線でしか見たことがなかった「観光」ですが、その裏側では、行政機関の地道な対応が積み重ねられていることを知ったインターンシップでした。
スカイツリー効果で観光客が増えた墨田区では、観光課の皆さんが裏方となって、子どもたちに向けたワークショップなど、イベント企画の推進に取り組んでいました。
また、人の流れが変わったことによる地元商店街への対応や、交通手段の改善といった課題に当たるのも観光課の役割でした。
華やかな面ばかりにスポットが当たる観光ですが、一端とはいえ、そのバックヤードも部分にもふれることができたのは大きな収穫です。
このインターンシップをきっかけに、生まれ育った地方都市・長野が抱える観光課題への関心が高まりました。
公益財団法人東京動物園協会 井の頭自然文化園
都市教養学部 理工学系 1年女子
自分でプログラムを作り来場者に説明。この経験を今後の研究発表に活かしたい。
学芸員資格取得課程の授業で、動物園に博物館としての役割があると知って興味を持ち、井の頭自然文化園でのインターンシップを希望しました。
チケット販売所でお客さまをご案内したり、モルモットのふれあいコーナーで子どもたちに抱き方を教えてあげたりしたほか、飼育実習では檻の掃除やエサの準備なども体験しました。
また、自主制作のプログラム「モルモット、うさぎ、マーラのうち、どれとどれが仲間でしょうか」「井の頭池の今と昔」を使って来園者の前で発表。これらの経験を通して、動物と人間との関係をしっかり考えることの大切さを実感するとともに、自分の考えをまとめ、聞き手に伝わるよう発表するプレゼンテーションの方法についても学べたと思います。
富士電機株式会社
システムデザイン学部 航空宇宙システム工学コース 1年
想像とは違っていた精密機器の製造現場。開発・設計者に必要な視点も学べました。
富士電機東京工場の超音波流量計組み立て部門で、ねじ回し、半田ごて、刻印打ち、設計図を見ながらのサイドパネル組み立てなどを体験しました。
当初はベルトコンベアーでの流れ作業を想像していたのですが、実際はまったく違っていて驚きました。スタッフが一つひとつ手渡ししながら作業は進められていたのです。高品質の精密機器が手作業で製造されている現場は、まさに日本のものづくりのすごさを教えてくれるものでした。
私の夢はロケットや人工衛星など宇宙機の開発・設計に携わること。エンドユーザーの使いやすさだけでなく、製造に関わる人々が効率良く、安全に作業できることも考えた開発・設計が求められていることに、改めて気づけたのも大きな収穫でした。
都立広尾病院
健康福祉学部 看護学科 1年
たっての希望で実現したインターンシップで、医療への思いが一層強くなりました。
小学生の頃に経験した新潟県中越地震で、自ら被災しながら働く医療従事者の姿に感動したことが医療の道を志したきっかけです。
広尾病院は東京都の基幹災害医療センターとして位置づけられる病院です。たっての希望で実現したインターンシップでした。検査科、放射線科、栄養科、薬剤科、臨床工学室、災害医療施設の見学、そしてCCU(冠疾患集中資料室)では病棟を体験しました。
広尾病院のCCUでは看護師がふたり一組で患者さんを対応しています。それはより良い看護を提供するためだと伺いました。また、臨床工学技士や診療放射線技師が病棟に出入りしている様子など、チーム医療を目の当たりにできたことで、これまでにも増して看護師になりたいという思いが強くなりました。